新年試筆会

今日は清硯会の新年試筆会だった。
私は孫弟子に当たるのだが、幼い頃にお世話になっていたので、毎年呼んで頂いている。
何をするのかと言うと、皆さんが見ている中で書き初めを行い、その後は懇親会である。
人前で書いてみせるというのと、他の方々が書いているのが見れるという、二つの意味で貴重な機会である。
書のテクニックは言葉であれこれ考えたり、作品から読みとるより、実際に書いている筆捌き、腕の動き、身体の動き、筆運びのリズム、そういった機微に重要なヒントが隠れていることがある。
もっともそれに気付くのも、それなりの場数を踏む必要があると思う。
今年の私の出来はどうだったかというと、まあ50点ぐらいだろうか。
今ひとつ文章が頭に入っていなくてあんちょこをしばしば見てしまったし、筆先のコントロールが効かなくて無理矢理ねじ伏せた所があったのと、一回書き損じてしまったのと、運筆が一本調子気味になったのと、出来上がりの見栄えも今ひとつだった。
だが、諸先輩方の書きっぷりを間近で見られることは、毎年ながらとても良いことだ。
そして、懇親会もまた、目の前にスカイツリーを見ながら、良い雰囲気の中で美味しい料理を頂いた。

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