展覧会の打合せ

今日は夏の台東書道展の打合せ。
ちょっと寝坊したので、慌てて支度をして、ふと外を見ると雪が降っている。
強い風で、牡丹雪が舞い上がる。
履いていく靴を変えて、傘をさす。
駅に着くまでにだいぶ小止みになり、電車で河を渡る頃には、晴天が広がっている。
都内は降った気配も無い。
傘を持っていると、周囲から浮いている。
松屋浅草の裏からバスに乗り、幾つめかの停留所で降りる。
雪が降った様子は無いが、強い風が吹き荒び、震えながら歩く。
挨拶をして、打合せ。
昨年の状況を踏まえて、今年の方針を確認しておくのが、今日の趣旨である。
会場は昨年と同じ、浅草公会堂だが、会期が1週間短い。
日程、会場の設置、全体会議での段取り、等を確認し、途中で失礼した。
帰りもまだ強風が止まない。

真夏の展覧会のことを、寒風吹き荒ぶ日に話しているのも、何だか妙なものだ。
だけど、展覧会は独りでできるものでもないし、様々な方の協力を仰いだり、意見をすり合わせていく必要があるので、どうしても準備に時間がかかる。
しかも、台東書道連盟は様々な流派の先生が集まっており、其々がお忙しい。
斯く言う私も、平日はサラリーマンとして働いている上に、台東区からちょっと離れた所に住んでいるので、なかなか駆けつけるのも難しいものがある。
思えば、墨田区に独り暮らしだった頃が、一番、いろんな事をしていたような気がする。
だけど、状況は常に変わっていくのだから、それでもいろんな事を続けていかなければ意味が無い。
忙しいから、時間が無いから、って練習しなかった時間が、今となっては惜しい。

さて、今年の展覧会は、まだまだ、決めていかなければいけないことが一杯だ。
自分が出れる日程、出なければいけない日程に対する調整も考えなければ。
陳列の段取りは、全体会議までに考えなければいけないだろう。
その前に、まず自分の作品を考えなければ。

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