書初め

今年も書初めを行った。
ただ、2日は墨を磨ったところで眠くなってしまったので、書いたのは3日だ。
今年も14文字の詩文を選んだ。
実は20文字の方が書きやすいのだけれど、それだけに、何となく書けてしまったような気になってしまう。
それに比べて、14文字の場合、ちょっとどうにかならないのか、というのがはっきりと見えてしまう。
例えば、字間だとか、左右のバランスだとか、肥痩のリズムだとか、作品の見映えに関わるようなポイントが、はっきりと見えてしまう。
それだからこそ、それらが絶妙なバランスで出来上がったときには、良い作品になるような気がするのだけれど、そこまで納得のいく出来のものは殆ど無い。

さて
今年の出来はどうだったか。

昨晩、書いたものを今日帰宅して眺めたのだけれど、墨色が薄すぎたのと、もう少し線に切れが欲しい。
例えばここ数年、臨書している、明清の草書にあるような切れなのだけれど、なかなか身についていないようだ。

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