夏の展覧会の作品作り

今年も夏の展覧会の作品を作る時期がやってきた。
というよりも、いつも出遅れて、そろそろ書かないと間に合わない、ということに気づく。
昨年、一昨年と、会場が浅草公会堂だったので、小品しか展示できなかった。
久しぶりの東京都美術館での開催となる。
(やっと、東京都美術館の改装工事が、この3月で終わったのだ)
天井が高い会場なので、やはり、二八(2尺×8尺)の作品は書きたい。
そして、ちょっと大きめの字を書きたくて、60文字の詩文を選んだ。
しかし書き始めてみると、感覚を忘れていることに気づいた。
一昨年二六(2尺×6尺)の作品を書いていたのに、すっかりその感覚を忘れてしまったようだ。
行頭と行末の字の大きさ、線の肥痩、墨継ぎのタイミング、そして何よりも、作品としての中止が捉え切れていない気がする。
数枚書いてみても、ぴんと来ない。
ちょっと枚数を書かないと、感覚が戻ってこないかもしれない。
締め切りまで、あと一ヶ月。
厳しい。

コメント