万年筆

久しぶりに万年筆を分解して掃除した。
どうしてもインクがこびりついてしまい、手が汚れたり、インクの出が悪くなる。
キャップを外し、本体と持ち手の部分を分解し、水洗いをする。
ペン先の根元は綿棒でこすり洗いをしてみる。
本当はペン先も外した方がいいのだろうけれど、そこまでは恐くて出来ない。
それでも、大量のこびりついたインクを洗い流せたようだ。
今は乾かしているので、明日(もう夜明けだから今日か)持っていくことは出来ないだろうか。
思えば、最近は万年筆を使う機会があまりない。
仕事で使うのは、ボールペンやシャープペンシルが多い。
どうしても手間が掛かるし、殴り書きには向いていない。
だが、万年筆に対する憧れがあったので、使わなくても携帯してしまう。
ParkerのSonnetで、買ったのは、かれこれ20年近く前になるだろうか。
銀座の伊東屋で、試し書きをさせてもらい選んだ。
当時はよく判っていなかったが、柔らかなペン先が心地良い。
毛筆とは異なるが、やはり感触を楽しむ筆記具なのだ。
押して押し返され、引掛り引いては戻す感触。
久しぶりに使ってみようかと思っている。

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