草書と隷書

子供の頃、草書は楷書を崩したものと習った。
一名、草書のことを、「くずし字」という。
楷書を素早く書くために発達した、と。
だが、最近の文献を読むと、草書は隷書から発達したという。
いつから変わったのか、定かではない。
だが、木簡の書を見ると、隷書から草書への過渡期が見えることから、木簡の研究が進んでから明らかになったのではないだろうかと推測する。
ちょっと試しに草書と隷書で同じ詩句を書いて並べてみる。


これではやはりちょっと想像がつかない。
隷書も漢代風の書き方に近いので、木簡のものとはちょっと違う。
草書も明清代に近いかもしれない。
もっと、いろんな書体が書き分けられるようにしたいものだ。
草書の中でも張瑞図風だったり、董其昌風だったり、黄庭堅風だったり、と書き分けたい。
それには練習しだいだろう、

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