文部科学大臣賞受賞

今日は第65回台東書道展の審査。
東京都美術館の地下三階にある審査室に籠って、学生部と一般部の審査を行った。
それに加え、陳列部として、実際の作品の大きさを確かめる作業もあり、一日中立ったままであった。

審査の時にふと思ったのだが、子供たちの字というのは、大人と違った何かがあるような気がする。
それは、美だとか芸術だとかいうものではなくて、字というものの始原に近い何かのようなものだろう。
今となっては、そんな字は書けない、といった類の何かなのだと思う。

ところで、今年から文部科学大臣賞の規定が変わり、役員を除く審査員も含めた全員が受賞候補となった。
その、栄えある文部科学大臣賞を私が受賞することとなった。
今まであまり公的な所縁のある賞は受賞したことが無かったし、まさか自分が受賞するなんて思ってもいなかったので、ちょっと驚いている。
これまで細く長く何とか続けてきた成果と、先生を始めとした皆さまのお力添えのによるものだと思う。
改めて、ありがとうございます。

第65回台東書道展は、8/2から8/10まで、東京都美術館にて開催します。
ぜひ皆さまにご高覧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

コメント