書道博物館 再訪



台東区の書道博物館で収蔵作品をリクエストで展示する企画をやっていたので、久しぶりに行ってみた。
猫の恋は春の季語だっけか、とかそんなことを思いながら、日曜の朝のラブホテル街を通り抜けて、書道博物館へ。
小さいながらも本物の名品が見られるというのは、本当にありがたい。
自分は専門ではないが、獣骨に刻まれた甲骨文から、トルファンで発見された残紙、石碑の各種拓本、様々な時代の書を観ることが出来た。
特に今回感銘を受けたのは、ユネスコの世界遺産に登録された高崎の上野三碑の拓本、そして、淳化閣帖である。
どちらも、本物だからこその見応えがある。
不勉強で申し訳ないが、上野三碑は高崎にあるそうだ。
刻まれた文字の美しさと味わいは、確かに素晴らしい。
そして最古の集帖である淳化閣帖は、集められた法帖そのものも素晴らしいが、その墨の色もまた素晴らしい。
たまにしか観られない書の古典に触れることが出来て、自分の作品作りの刺激にもなった。
そして、桜の季節は終わってしまったが、気持ちの良い中庭で一休み。
そんなに広いわけでもないが、この空間がとても気に入っている。
残念ながら、月曜日から5ヶ月間休館だそうである。
明日が最終日だったので、慌ててブログに起こした次第。






















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