「見る、知る、感じる 現代の書」展

東京都美術館にて開催中の、「見る、知る、感じる 現代の書」展を観てきた。
美術館のリニューアル後の目玉企画の一つとして、「TOKYO書」展が各書道団体から数名づつ、2013年〜2017年まで新春の期間に開催されていた。
その展覧会の後継として、「上野アーティストプロジェクト」として再編され、テーマ絞り込んで紹介する試みのようである。
以前は通常の公募展会場だったのに対し、B1階からB3階へ吹き抜けとなっている会場になっている。
壁面が減ったものの、所々に映像機器が設置され、作家の創作の様子やインタビューが見れるようだ。
公募展とは違った展示方法で、書の作家性を際立たせる展示になったと思った。
自分の書とは異なるが、とても刺激を受ける展覧会であった。
一つ一つの作品について語れるほどの見識もないが、 その中の一つ、金敷シュン(駿の異字)房氏の「槐多の瀧」は圧倒された。
全長5,000mに及ぶ紙に、村山槐多の「槐多の歌へる」を書いている作品である。

会期は2019年1月6日までとなっている。
書に興味が無い方でも楽しめる展覧会である。

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