王羲之書法の残影展

毎年、1月の後半は、台東書道連盟の研修会である。
今年は1月27日に台東区立書道博物館にて「王羲之書法の残影」展を参観した。
冬晴れの穏やかな日差しの日曜日に、根岸の路地裏にある書道博物館に諸先生が集合した。
まずは博物館前で記念撮影。
中に入って、学芸員の中村さんの解説と共に、展示を参観する。
今回の展覧会は、国立博物館で開催中の「顔真卿」展との連動企画となっており、王羲之から顔真卿に至る東晋から南北朝、そして隋を経て唐に至る書の変遷が、この書道博物館で見ることができる。
中でも、今回、素晴らしいと思ったのは、龍門二十品の拓本と敦煌出土の写経である。
龍門二十品は出版物で見る限りでは、拙ばかりが目についていたが、本物の拓本を前にすると全然、趣が違っていた。
敦煌出土の写経は、その墨色、筆使いがとても1500年前のものとは思えない鮮やかさである。
他にも名品揃いで時が経つのも忘れそうである。
会期は3月3日までなのだが、 2月4日に一部入れ替えがある。
もう一度行って、もっとじっくり見ておきたいと考えている。



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