東豊書店を訪ねて

代々木にある中国書籍専門店が、6月末に閉店するという話を聞いて、ちょっと行ってみようかと思った。
というのも、その書店が入っている代々木会館は「東京の九龍城」とも言われているそうだ。
わざとプラスティックレンズシミュレートして撮ってみた。
お目当ての東豊書店は、3階で唯一営業中だが、他の店は閉店済であり廃墟同然のビルとのこと。

下の方に見える垂れ幕は、焼き鳥屋で何ヶ月か前に通った時はやっていた。
入口を入ると2階の飲み屋街の看板があるが、いずれも閉店済で、フロアに入ることも出来ない。
広めの明るい階段を登ると、お目当ての東豊書店が見える。
商品が溢れているが、ここは3階手前の踊り場であり、店はさらに上である。

既に店のドアを閉じることは放棄しているようだ。
その後、店内に入ったが人が横向きにならないと通れない通路のうえ、床から天井まで積み上げられた本がある。
書道関連の字典や辞典、法帖の復刻などを期待して行ったのだが見つからなかった。
量が多すぎて、見きれてないのかもしれない。
それでも和綴じの「廣州辛亥革命記」なる本やら、昭和初期の中国語の教科書らしきもの、甲骨文の解説書(簡体中国語)などはあった。
50%オフらしいので、中国語に堪能な方と、改めて行ってみたい。
あと1ヶ月で閉店である。

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