2023年を振り返る

 
今年の比較対象はサザエさんの貯金箱。
確か長谷川町子美術館で購入したのだと思うけれど、いつのことだったかもう覚えていない。
今年は夏の展覧会で、8尺×2尺、つまり二八の紙を横長に使う作品を作った。
自分の中ではまだ50点ぐらいの出来だったが、締め切りもあり。練習する時間も無く出品したのは心残りだった。
会場で見ると、いつもの出来のように見えたが、自分の中では納得のいかない作品だった。
そんな作品を展示するのはどうかと思うが、時間もお金も限られる中で、その時のベストなのだから、それはそれだと思っている。
無限の時間と、無限の資金があれば、最高の作品ができるかと言われたら、そうでは無いと思っている。
それでも、今回は構想から下書きまで、いつも以上の長い時間をかけていただけに、こうして、ぐだぐだと書き連ねたくもなるというものだ。
それはさておき。
コロナ禍の影響で展覧会なども縮小傾向だったのが。今年になって再開したように思う。
招待状をいただいた展覧会にはできる限り足を運んで、多種多様な作品に触れて、目を肥やした。
次の作品のアイデアに繋がるかどうかは、まだ分からない。
一方で、自分から展覧会を探して、足を運んだのは少なかった。
もっと情報を仕入れる方法を広げる必要があると思っている。
出品した展覧会は一つだけだったので、書家として停滞していると思われているかもしれない。
アウトプットの方法を色々考えてみるのは、今後のテーマだろうと思っている。
ともあれ、今年も無事に過ぎようとしている。

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